琉歌集475

あさ道がいまゐらよな道がいまゐら我身やうじやな森お待ちしやべら

読人しらず


<歌意>
恋人はあざ道からいらっしゃるのか、よな道からいらっしゃるのか、どちらともわからないけれど、その両方の道が一つになるうじやな森で、私はお待ちしましょう。そうすればどちらからいらっしゃってもお会いできる。

<語意>
「あさ道」は砂利道。「よな道」は細砂の道。即ちあさ道は安謝道。よな道は与那道であろう。那覇に近く安謝という所があって、やはり海岸で砂利の多い所であったと思われる。与那という砂地は至る所にある。その代表的なものは与那原である。





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